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山科区御陵旧鶴巻邸 (ID:609)
やましなくみささぎきゅうつるまきてい
所在地 京都市山科区御陵大岩17番地2
用途 店舗付き住宅
構造 鉄筋コンクリート造(中村鎮式特殊ブロック)
地上階層 地上3 階
地下階層 地下- 階
延床面積 394.41
建物種別 一戸建住宅
建築年月 1929年
建築主 鶴巻鶴一
設計者 本野精吾

■旧鶴巻邸 古代より天皇家ゆかりの場所である京都市山科区の御陵(みささぎ)の地に、琵琶湖疎水を背にして染色家で京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)校長であった鶴巻鶴一の自宅として、同校教授だった建築家・本野清吾(もとのせいご、1882-1944)設計のもと1929年に建築されました。 さて建物の最大の特徴である外観デザインは建築技師・中村鎮(まもる)によって発明された中村式鉄筋コンクリート造、通称「鎮(ちん)ブロック工法」という構造様式によります。1923年の関東大震災でその堅牢さが証明され、本野が好んで採用しましたが、特殊なコンクリートブロックを型枠兼外装材として使用するなど、合理性を追求しながらも独特の風貌を持つに至った所以がここにあります。 モダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanから優れた日本のモダニズム建築として選定されており、また国の登録有形文化財にもなっています。 建物はGHQによる接収時代の改装と老朽化により劣化が進行していましたが、2011年度より京都工芸繊維大学大学院の教育プログラムの一環として修復作業を行い、新築当時の姿を取り戻しつつあります。 建築としては、正面にセセッション風の豊かな表情の半円形をした印象的なポーチを中心にほぼ線対称をなすという古風な構成になっています。室内にはウィーン工房やアールデコ風の装飾や電燈、家具が配され、施主であった鶴巻鶴一氏による立派なろうけつ染めの襖絵もあります。つまり隅々までモダニズムの考え方が徹底されているとは言い難く、そこがむしろ、行きつ戻りつする日本のモダニズム黎明期らしいデザインであり、本物件の真骨頂と言えます。

空室情報 お問合番号:10482

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北側外観

南側外観

門外からの外観

敷地内の雑木林

リビングルーム